弊社は、企画から設計・施工、またトリケラトプス全身骨格などの一部展示物のリース・組み立てまで関わらせていただきました。
最も人気のある恐竜といえば、ティラノサウルスが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?本展示は、そんなティラノサウルスを、さまざまな角度から紐解いた展覧会です。全身復元骨格が5体集結、併せて生態や特徴などの最新研究を紹介しました。これほど大規模なティラノサウルスに関する展示は、日本初の試みとなります。
こちらは、ティラノサウルス(アイヴァン)とエドモントサウルスの全身骨格です。
絶望の声を上げるように首をもたげたエドモントサウルス、その後ろから疾走するアイヴァンが今にも襲い掛かろうとしています。
アイヴァンは日本初公開のティラノサウルスの個体だったため、本展のために弊社がポージングをデザインし、複製標本を作製しました。
会場のATCホールは博物館などと比較して非常に巨大な空間です。その会場の特性を生かし、全長27メートルのディプロドクスをはじめ、全30体の全身骨格を選定して展示しました。ティラノサウルスだけでなく、アロサウルスやステゴサウルスなど人気恐竜が大集合した贅沢な展覧会とすることができました。
本展ではティラノサウルス(スタン)をはじめトリケラトプスなど多数の標本を島展示となるよう配置しました。自由なアングルでどこからでも観察できるため、人流が一点に集中することなく安心して観覧していただくことができました。真後ろのアングルは珍しいため、写真に撮っている来場者の姿も多く見かけました。
天井や壁に骨格の影を投影するように照明を当てることで、より迫力を感じさせる空間に仕上げました。
こちらは、弊社所有のトリケラトプス・プロルススの全身骨格です。
トリケラトプスは現在2種確認されています。(ホリドゥス種、プロルスス種)本展では両方を展示し、個々の特徴を比較して観察しやすくしました。
プロルスス種は弊社が新規に導入し、今回の展示が初お披露目となりました。