“デジタル田園都市”の実現に向け、オープンイノベーション活動を積極的に推進する株式会社LIXIL様が、Society5.0の総合展示会「CEATEC 2022」(幕張メッセ)に出展されました。
同社はデジタルを活用した製品・サービスである、スマートホームシステム「Life Assist2」と、パブリックトイレの建築設計支援サービス「A-SPEC」を展示し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを伝えました。
弊社は展示ブースの設計・施工を担当させていただきました。
白を基調とし、直線的なフォルムで全体を構成。アクセントとして無垢の木材とグリーンを使用して、デザインにリラックス効果を取り入れました。
一方で、グローバル企業ならではの認知度の高さを活かし、集客効果向上につながるようにサインを設計。 企業ロゴをなるべく高い位置に大きく掲示することで、周囲に人だかりができても視認しやすくしました。
スマートホームシステム「Life Assist2」は、“スマートホームをもっと身近に”をコンセプトに、家中のさまざまな建材や家電をトータルにつなぐ製品です。
インターネットと接続し、住宅設備・家電などの機器とつなげることで、住まいをスマートホームに変えることができます。
住まい風に設えた展示ブースで、設備や家電を実際に動かして見せつつ、スマートフォンでの操作画面を大型モニターに映し出しました。
IoT(Internet of Things)のデモンストレーションを叶える展示空間には、2つの条件があるとわたしたちは考えています。
1つは「設備・家電を取り付けられる住宅レベルの構造」、そして「機器と製品のつなぎこみを感じさせないよう配線を隠す構造」です。
一見すっきりとした展示ブースに見えますが、実は壁の内側や床下にはLANや電気配線が張り巡らされています。
展示会設営ではさらに「短い工期で完了させること」も求められますが、確かな商品知識に基づく設計・施工ノウハウで実現することができました。