2023年5月20日~2023年7月9日まで企画展「キラキラのむしむしワ~ルド2023」が、さいたま市青少年宇宙科学館で開催されました。
宝石のようにキラキラと輝く昆虫や、巨大な昆虫模型の展示、カブトムシと直接ふれあえる体験コーナーなどから、昆虫の美しさや構造、進化について学べる特別展です。
わたしたちは、企画協力・設計・施工・展示物リースでお手伝いさせていただきました。
「キラキラのむしむしワ~ルド 2023」では、「見る」だけの昆虫ではなく生きた昆虫に「触れる」ことができます。
同館はこれまでも昆虫イベントを開催されておりましたが、今回は昆虫の魅力をさらに引き出す「キラキラ昆虫」がテーマとなりました。
ふしぎな体験と感動が得られる展示空間をご紹介します。
森をイメージさせる空間に、タマムシ、サクラコガネを拡大した生態復元模型を展示。
キラキラと輝く色の仕組み「構造色」に関する昆虫標本を展示。
昆虫の体構造を生かした技術「バイオミメティクス」を紹介。
昆虫の起源について世界の昆虫化石をもとに解説。
約30匹のカブトムシを放し飼い状態の中で観察できるルーム。
本企画展の一番の目玉は、「カブトムシふれあい」です。
会場内に設けた小部屋に、生きているカブトムシを展示。観察するだけでなく、実際に触れることができます。
生体を外に出させないための空間設計と、適切な湿度管理が大切。
天井を通気性のある網で塞ぐことで、カブトムシが逃げ出すことなく、換気ができる空間を実現しました。
小部屋の側面には、透明アクリル板で塞いだ窓があり、外側からでも観察できます。