展示会は、新たな顧客と出会える機会であり、対面でのコミュニケーションができる重要な場です。だからこそ出展のたびにブースデザインにこだわる企業が多い実情があります。
しかし、見た目がおしゃれでかっこよければ良い、というわけではありません。出展効果を高めるためにも、出展の目的をとらえたデザイン、動線やレイアウトの設計が必要です。
今回は弊社のデザイナーが、お客様の事例をご紹介しながら、展示会ブースデザインの考え方を解説します。
目次
展示会出展ではブースデザインの他にも展示物の準備、チラシやパンフレットの発注など、他にも様々な業務を同時に進行します。そのためブースのデザインや設計・施工はそれらを請け負う専門の業者に依頼することが多いです。
このとき出展目的や出展製品、サービスの特徴は、担当のデザイナーまたはプランナーにもしっかり伝えるべきポイントとなります。
出展を成功させ、目標を達成するためにも、出展のコンセプトやブースデザインに取り入れたい要件をよく整理し、希望を伝えることが大切です。
会場や出展内容に関わらず、展示会ブースデザインにおいて基本的な２つのポイントを、弊社のお客様の事例を交えてご紹介します。
展示会場全体の空間、来場者の流れから、ブースレイアウトや展示の構成、サインの位置を定めることができます。
会場の動線を見極める際に、小間位置がメイン動線に対してどのような配置か、どのような人流が見込めるかを考慮する必要があります。
本件のお客様のブースはメイン通路に隣接しており、さらに通路からブースの角が目に留まりやすい位置でした。よってブース正面の向きを通路に対して斜めにし、来場者の視線をキャッチするように意識したデザインを採用しています。
展示会の来場者に対して企業ブランドや製品またはサービスを印象付けるために、配色やサインの設計も重要なポイントです。出展目的や出展内容を考慮しつつ、
展示会場の中で来場者の視線を集め、ブースの前で足を止めてもらうとともに、わかりやすく魅力的に伝える工夫が必要です。
たとえば複数の製品ラインナップを展示する場合、ブースに訪れた来場者がわかりやすいこと、スタッフが説明しやすいことが、ブースデザインにあたって必要な考え方となります。
今回は3種類の製品ラインナップを展示することから、出展経験が豊富な先方のご担当者様より3つのゾーンに分けたレイアウトをあらかじめご指示いただきました。
製品やサービスがわかりやすく、そして魅力的に伝えるためには、装飾や演出といった工夫も必要です。製品を単調に並べて設置するだけよりも、キャッチコピーや利用シーンの演出を組み合わせることで、より効果的に伝えることができます。
例えば中心部の展示コーナーでは、製品とその説明文をロゴカラーの円と組み合わせて、インパクトを持たせ見やすくしました。さらに出展製品を表すキーワードを縦書きでダイナミックに入れ、一番に目に飛びこんでくるよう強調させています。
こちらのコラムでは、業務用電気給湯機器システムの専業メーカーである株式会社日本イトミック様の出展ブースをご紹介させていただきました。
実際の展示会ブースの写真は下記のページに掲載しておりますのでぜひご覧下さい。
展示会のテーマや来場者のニーズも様々ある中で、ブースのデザインを決めていくのはある程度のノウハウが必要となります。
出展経験豊富なご担当者様も、自信がないご担当者様も、出展に際した展示会ブースデザインのご要望、お悩み等をお気軽にご相談ください。より効果的な見せ方、演出の仕方を、経験豊富な当社のデザイナーが一緒に考え、ご提案させていただきます。
私たちは展示会ブース設計・施工のエキスパートとして、様々な企業様の展示会出展をサポートしております。
弊社の展示会サポートについてご興味を持たれた方は、こちらのページでも詳しく紹介しております。
中央宣伝企画株式会社 クリエイティブグループ
デザイン担当
