営業手段を模索している企業の中には、展示会を検討している企業が少なくありません。しかし「展示会の出展効果がよくわからない…」と見送る企業が多いのも事実です。
そこでこの記事では、展示会の魅力や出展時のポイントについて解説していきます。展示会には普段の営業では出会えない、多くの見込み顧客に直接会ってコミュニケーションが取れるといった様々なメリットがあります。本コラムを読んでぜひご参考ください。
目次
展示会とは、出展企業が自社の商品やサービスなどを、来場した人に対してアピールするイベントです。展示会に訪れた不特定多数の人にアピールできるので、新たな顧客を獲得できるなどのメリットがあります。
このような展示会には2つの種類があり、単独の企業やブランドが自主的に行う展示会が「主催展示会」です。
一方で、テーマが有り、そのテーマに沿った多種多様な企業がアピール目的に参加するのが、「合同展示会」になります。
合同展示会は、前述したように複数の企業が集まって開催される展示会です。大規模な展示会の場合は、100社以上の企業が出展しており、来場者も非常に多いのが特徴です。
したがって、1社ではなかなか集めることができない数の来場者を集められるので、新規の顧客の開拓に向いています。
BtoBを対象にしたマーケティング施策には、展示会以外にもSNS広告やターゲティングメール、ウェビナーイベントなど、様々な施策があります。
中でも展示会には、他の施策と大きく違うポイントが存在します。
それは、多くの潜在顧客や既存顧客に直接会えることです。
多くのマーケティング施策は、見込み顧客に直接会うことはできません。中には、一方的に情報を送るだけになってしまう施策もあり、展示会のように相互コミュニケーションをダイレクトに取れる施策は、ほとんど存在しないのが実情です。
展示会には、他のマーケティング施策にはないメリットや、より効果的なメリットがあります。ただし、そういったメリットを理解しておかないと展示会を最大限活用することはできません。
出展効果を最大限に引き出すためには、以下のような出展メリットをよく理解して目的を明確にしてから臨むことが重要になります。
展示会には数千人〜数万人程度の来場者が訪れます。そのため、出展することで商品やサービスの紹介、社名などの認知拡大を図ることが可能です。
仮に、ブースに訪問してくれなくても、ふと目に留まるサイネージや配布するパンフレットを通じて、ブース前を通る来場者に商品や社名を宣伝できます。
このように、効率よく認知を拡大できるので、認知度が足りてないと感じている企業におすすめのマーケティング施策です。
合同展示会ではテーマに沿った来場者が訪れるので、その来場者は基本的に見込み顧客である可能性が高いです。
さらに直接対面して魅力を伝えることができるので、相手の反応などをダイレクトに把握することも可能です。
展示会には、既存顧客を招待することも珍しくありません。自社の注目商品や最新サービスのアピールができる貴重な機会だからです。
招待した顧客に対して普段見てもらえない実物展示やまとまった紹介などをする中で、より積極的な商品の宣伝や営業を行えるため、関係性をより深める効果が期待できます。
展示会出展の効果を最大化するためには、「課題認識」と「目的設定」が重要です。課題を把握して、出展目的を明確にしないと、思っているような効果を得られない可能性があります。
例えば、新規顧客獲得に課題がある場合には、新規顧客の獲得を目的に設定して、多くの来場者と接触できる商談スペース等を設ける必要があります。
このように、目的によってブランディングやブース構成も変わってくるので、課題を把握して目的を設定することが非常に重要です。
展示会は出展準備に費用と労力がかかるために出展自体が目的になってしまう場合や、「そもそも展示会にメリットはあるの?」のように、不安や疑問を感じている企業が多いのも事実です。
しかしここでご紹介したように、展示会は他のマーケティング施策にはない魅力的なメリットが多いです。効果的に活用することで、今後の営業活動がより捗ることが期待できます。
まずは展示会の出展効果を知り、それぞれの企業の抱える課題に合った目的設定から始めてみましょう。目的設定から計画的に進めることで、より良い成果を得ることができるはずです。
この記事では展示会の魅力について詳しく解説してきました。
展示会の出展に興味がある方は、ぜひご参考ください。
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