オフィスデザイン

働き方改革を推進!集まりたくなるオフィスデザイン|展示会出展レポート

出社したくなるオフィス、集まりたくなるオフィスデザイン
2023.05.18

アフターコロナの今、これまでのテレワーク中心の働き方から、出社スタイルに戻すことを検討している企業が増えています。しかし働き方が多様化し、社会や働く環境の変化を見据える中で、コロナ前の働き方に戻すことの懸念点もあるのではないでしょうか。
わたしたちはこういった状況に注目し、テレワークと出社スタイルの両方のメリットを上手に活用した「集まりたくなるオフィスデザイン」をご紹介するため、第11回働き方改革EXPO(2023.5.10~12 東京ビッグサイト)に出展いたしました。

テレワークとオフィスワーク共にメリット・デメリットがある

これからのオフィスの在り方を考える前に、まずはこれまでのテレワークとオフィスワークの働き方を振り返ってみたいと思います。

テレワークとオフィスワークの特徴を振り返って

コロナ禍は社会の変化が起こり、オフィスや働き方においても

  • テレワークで十分仕事ができるがオフィスは必要か?
  • 生産性低下の原因はテレワークによるものか?
  • 出社しないとコミュニケーションがうまくいかない
  • 勤怠管理、社内システム整備等の基盤を整える必要がある
こういった問題を抱える企業が少なくありませんでした。
その一方でテレワークは、
  • テレワークのほうが集中して仕事ができる
  • 育児や介護をしながらでも安心して仕事ができる
  • オフィス運営コストや通勤手当が削減できる
といったメリットもあったと思います。
こうした特徴をふまえ、テレワークとオフィスワークの環境をどちらもうまく活用した働き方が理想的であると私たちは考えています。

テレワークの問題を解決するには?


テレワークの問題を解決するには

テレワークと出社スタイルの両方のメリットを上手に活用するために、2つの視点が必要になります。

  1. ① オフィス基盤の整備
  2. ② テレワークとオフィスワークの使い分け
テレワークに最適な労働環境やオフィスの基盤の整備は欠かせないポイントです。
また必要に応じて出社スタイルが選べる状態を作り、働く場所の使い分けを推奨しましょう。そこで出社したいと思える、出社のメリットがある、そんな「集まりたくなるオフィス」の存在が必要になってきます。

「集まりたくなるオフィスデザイン」の要素とは?

ではテレワークの働き方を活かしつつ、出社したくなる、集まりたくなると感じられるオフィスはどのように考えていけばよいのでしょうか。
この度の展示会ブースで紹介した、2つのポイントを解説します。


集まりたくなるオフィス。展示会ブース

集まりたくなる”オフィスの雰囲気”づくり

雰囲気とは、言語化しにくいその「場」や「人」が作り出すイメージや気分を指します。
オフィスの「場」を構成する設計要素の例として、オフィスレイアウト、内装の仕上げ、照明、オフィス家具・什器、快適な温度・湿度などが挙げられます。
どんな働き方が最適か、どんな環境で働きたいか、会社ごとに異なるものです。業種や業務内容の特徴を加味しながら、出社したくなるオフィスの雰囲気を醸成することが可能です。

例1:オフィスの照明


オフィスの照明設計

照明は空間全体の雰囲気に大きな影響を与えます。
例えば照度(明るさ)が高いほど集中した作業や会議室向いている反面、緊張感がありストレスも感じやすくなります。また照度が低ければリラックススペースに向いていますが、作業効率が落ちてしまいます。
そのほか色温度を組み合わせ、目的に応じた照明計画を行うことで業務効率改善につながります。

例2:内装の色彩設計


オフィスの色彩設計

天井、壁紙、床の色などの組み合わせでオフィスの雰囲気が変わります。例えばニュアンスカラーなど低彩度の色彩は軽やかな雰囲気、黒系統や暗い色は集中しやすいが圧迫感を与えます。 このように色彩の心理効果を利用すると、目的に応じたオフィス空間が作りやすくなります。

例3:木質感


木目を使ったオフィスデザイン

住環境だけでなくオフィスの内装や家具にも木質感が好まれているご存じですか?木質を感じる空間は心身の健康に好影響があるだけでなく、オフィスのブランディングにも最適です。 心地よい空間で出社したいと思えるオフィスデザインは、従業員の定着率向上や採用応募者の増加にもつながります。

出社すると仕事が捗る”機能性”

オフィスは企業における価値創造の基地となる場所であり、それに見合った環境でなければなりません。テレワークが基本であっても出社するからには使いやすいオフィスであること、業務効率が高い環境である必要があります。

例1:目的別のスペース(オフィスのABW)


働き方改革、オフィス、ABW

オフィスでできる業務の種類は様々ありますが、個人作業が適しているか複数人で取り組むものか、または創造的な業務か定形的な業務かなど、ある程度分類することができます。
ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)とは、時間や場所に縛られない働き方を指しますが、オフィスに注目すれば、ABWの実現にはフリーアドレスの環境整備目的別のスペースを設けることが必要となります。

展示ブースではテレワークを併用した働き方における、「クリエイターが集まるオフィス」と「製造業のサテライトオフィス」の施工事例をご紹介。目的別のオフィス活用についてご紹介いたしました。

例2:ミーティングの生産性を高める会議室


働き方改革、会議室改善、デジタルホワイトボードMAXHUB

会議室はチームパフォーマンスを発揮するのに一番重要と言えるスペースです。またハイブリッドワークの場合は会議の目的や特性によってオンライン会議・対面の会議・ハイブリッド会議を使い分けがポイントとなります。
戦略会議、ブレーンストーミングなどの活発な意見交換が必要な会議では、出社スタイルのほうが生産性を向上につながります。さらに出社して会議を行うからには、デジタルホワイトボードをはじめとするデジタルツールの導入、可動式の会議レイアウトの導入によって、より会議の生産性を高めることが可能です。

当日の展示ブースではデジタルホワイトボードMAXHUBを展示し、会議効率化のポイントをご紹介いたしました。
会議進行の見直しつつ、会議自体の改善、会議室環境の改善で、チームパフォーマンス向上を目指しましょう。

もしも「出社したくない」と感じるオフィスなら…

出社スタイルに魅力が感じられないオフィスは、チームパフォーマンの低下につながる可能性があります。業務効率が悪い状態やコミュニケーションが取りづらい環境では、イノベーション創造に繋がりません。またそれによって企業の活気が落ちてしまうといった悪影響も考えられます。
テレワークの良さを活かしつつも、従業員それぞれが必要に応じて「出社したい」「ここに集まりたい」と感じられるオフィスづくりが重要です。


働き方改革、出社したくなるオフィス、コンセプト

“集まりたくなるオフィス”で真のハイブリッドワーク実現

働き方改革を目的としたオフィス改革は、オフィス移転・改装だけでは不十分の場合があります。労働基盤の整備、従業員の意識改革、オフィスの機能性といった様々な要素が絡んでいる場合が多いためです。
しかしオフィス環境の改善によって、従業員の意識に変化をもたらすきっかけを作ることができます。戦略的なオフィス改革で、チームパフォーマンスを向上させる真のハイブリッドワークを考えてみませんか?

以上、第11回働き方改革EXPO(2023.5.10~12 東京ビッグサイト)の中央宣伝企画株式会社「コワーキング・ベース」の出展内容を振り返ってご紹介いたしました。みなさまのより良いオフィス改革のご参考になりましたら幸いです。
私たちがご提案している働き方改革を推進するオフィスづくりのサービス「コワーキング・ベース」についてご興味、ご質問がございましたら、どうぞお気軽に下記のフォームよりお問い合わせください。

大中 文人

大中 文人

中央宣伝企画株式会社
オフィス内装事業のリーダー