山種美術館 広尾開館10周年記念特別展 大観・春草・玉堂・龍子―日本画のパイオニア のご案内

2019.09.10

ご好評のうちに本展は終了いたしました。
ご来場頂きましたお客様には深く御礼申し上げます。

弊社にて会場施工を担当させていただきました、以下の展覧会のご案内になります。

展覧会名:山種美術館 広尾開館10周年記念特別展 大観・春草・玉堂・龍子―日本画のパイオニア
会期:2019年8月31日(土)~2019年10月27日(日)
場所:山種美術館
時間:午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(但し、9/16(月) 9/23(月) 10/14(月)は開館、9/17(火) 9/24(火) 10/15(火)は休館)
入館料:一般1,200円(1,000円)・大高生900円(800円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。


このたび山種美術館では広尾開館10周年を記念して、近代日本画を代表する4人の画家、横山大観(よこやまたいかん)(1868-1958)・菱田春草(ひしだしゅんそう)(1874-1911)
・川合玉堂(かわいぎょくどう)(1873-1957)・川端龍子(かわばたりゅうし)(1885-1966)の作品を一堂に展示し、ご覧いただく展覧会を開催します。

大観・春草・玉堂・龍子はいずれも、伝統をふまえながら新しい時代に即した絵画を模索し、日本画の発展を導きました。
一方で、彼らの主な活動の場は異なっています。大観と春草は日本美術院において、さまざまな技法や表現を試み、革新的な日本画を生み出しました。
玉堂は官展を中心に活躍し、日本画における風景表現に新境地を拓いています。
また、龍子は、再興日本美術院を脱退して自ら主宰する青龍社を創立、大画面の迫力ある作品を発表して画壇にインパクトを与えました。
これら4人の画家に焦点をあて、彼らの画業をたどりながら、近代日本画の歩みを振り返ります。

さらに、晩年の大観・玉堂・龍子の3人による松竹梅展(1955-1957年、画廊・兼素洞で開催)にも注目します。
松竹梅展は当館創立者・山﨑種二の希望により企画された展覧会です。種二は彼らと交流を重ねながら作品を蒐集していました。

本展では、当館所蔵の松竹梅展の作品を全点展示するとともに、南画とやまと絵を融合させた大観《作右衛門の家》、
光や空気の描出に挑んだ「朦朧体(もうろうたい)」の代表作である春草《釣帰(ちょうき)》、田園の情景を生き生きと表した玉堂の《早乙女》、
第1回青龍展に出品された記念碑的な龍子《鳴門》など、山種コレクションから各画家の珠玉の作品をご紹介します。
近代日本画のパイオニアとして画壇を牽引した、大観・春草・玉堂・龍子の競演をお楽しみください。

お得な割引サービスやイベント等、詳しくは下記公式ホームページにアクセスしてください。
http://www.yamatane-museum.jp/exh/2019/pioneer.html